先日、デジカメを持って
近所を散策していた時のこと。
通りかかったあるお寺の前にこんなお言葉が。
『迷いとは 心が二つになること
悟りとは 心が一つになること』
なかなか深い言葉だと思いませんか?
ここで言う「2つの心」って何でしょう。
私は両極にある心だと思いました。
それは「安全」なのか「危険」なのか?
それは「良い」のか「悪い」のか?
行動「する」のか「しない」のか?
今は「健康」か「病気」か?
私は「幸福」なのか「不幸」なのか?
悪いのは「あいつ」なのか「私」なのか?・・・
私たちは常に物事を分けて…『識別』して生きています。
元々は、身を守るための大切な本能のひとつです。
でも、それが両極に大きく揺れ動きすぎたり、
極端に悪い方へと偏ってしまうと、
迷いの多い、不快な毎日や人生が続いてしまいます。
バランスの取れた心を作ること。つまり、
あれこれ判断せず、極端でなく偏っていない、
ありのままの生き方をすること。
そこから「悟り」、つまり「自己実現」につながるのだと、
説いているのではないでしょうか・・・
意外かもしれませんが、例えばこのようなとらえ方を
身につけて実践して行くことは、
自分自身の人生のストレスをコントロールするのに
とても大切な物なのです。