[540] 100人の一歩 vol.1572[不幸の国と幸せの国]より

ひんやりとした日曜日も
意外と、なかなか快適ですね。

 

バランスセラピー学では、ストレス
うまくコントロールするために、

「物事のとらえ方・受け止め方」

「否定語を肯定語に置き換える」ことを

学びます。

 

まず、この記事をお読みください。

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ここに、ひとりの「不幸の国」の住人がいるとします。

 

彼は、自分が住んでいるところがイヤでイヤで溜まりません。太陽が昇るとまぶしいし、夜は暗くなって怖いのです。晴れの日は、暑くて汗をかいて不快だし、雨が降れば降ったで、濡れるのがうっとうしく思えます。夏はうんざりするほど暑いし、冬が来れば寒くてやりきれない。春と秋の、ちょうどいい気候の頃なんて、すぐに過ぎていってしまいます。

 

それに、仕事は忙しくて疲れるし、家に帰れば、狭いところに家族がひしめいていて、うるさくて心の休まるときもありません。一生懸命に仕事をしても誰も認めてくれないし、家族のためにがんばっても、感謝のひとつもされたことがない。

 

彼は、自分がこんな国に生まれてきてしまったことを嘆いています。これは自分ではどうすることもできないのだとあきらめ、ただツイていないことを恨んでいるのです。
こんなところに住んでいるから、いつまでたっても不幸なんだと思っています。

さて今度は、「幸福の国」に住んでいる人をご紹介しましょう。

 

彼は、自分が、この国に生まれてきたことに感謝しています。だって、毎日太陽が昇ってすべてを照らしてくれるし、夜には美しい星を見せてくれます。晴れの日は身体を温めてくれるし、ときおり雨が降って大地を潤し、心を洗い流す時間をプレゼントしてくれるのです。

 

暑い夏には、泳ぎに行ったり、夕涼みをして楽しむことができますし、冬は、スキーをしたり、温かい料理に心が和んだりします。おまけに、春や秋の、心地よい季節だってあるのです。

 

ありがたいことに忙しく仕事をさせていただいているし、家には家族が大勢いて賑やかです。仕事では、うまくいくときばかりではありませんが、自分なりに努力しています。それに、愛する家族がいるから幸せなんだと感謝してがんばっています。

 

本当に、今、こんな幸せな国にいることに満足しているのです。

 

このふたりは、ずいぶん違う国に暮らしているようにも思えますが、実は同じ家に住んでいるのだと言ったら信じられますか。そう、「幸福の国」と「不幸の国」の距離は、本当はゼロなのです。『幸福』と『不幸』は、コインの裏表のように、違っているように見えて、実は同じもののようですね。
「不幸の国」に飽きたら、いつでも「幸福の国」に引っ越すことができるのですよ。

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「物事のとらえ方・受け止め方」や

「否定語を肯定語に置き換える」ことなど

新しい習慣取り組むことは、

実践しようとすると、地道ですし、かなりの注意力と

根気が必要です。

 

しかし、取り組むことによって、手に入れる未来が

こんなにも違ってくるのであれば・・・

 

ストレスの少ない、新しい「幸福の国」に住むのか、
これからもストレスに満ちた「不幸の国」に住むのか。

 

コインの裏と表。どちらを選ぶのか。

それを決めるのは、あなたです。